「アイコン(icon)」と「ガーディアン」はなにが違うかよくわからい方が多いはず。
実はこのアイコンとガーディアンは機能も維持費もよく似ています。
そこで今回は両者の機能と維持費を比較してその違いを解説します。
アイコンとガーディアンの主な違いとは?
アイコンもガーディアンも「水道直結型ウォーターサーバー」です。
水道に直接つなぎ、水道水に含まれる不純物をフィルターで取り除く仕組みは同じ。
さらに冷水、常温水、温水が使えるからこれも同じ。
ところがどちらも日本ではウォータースタンドだけという特殊な機能を持っています。
それは一般のウォーターサーバーと違う「瞬間冷却」「瞬間加熱」という仕組みです。
- 瞬間冷却は水を瞬時に冷たくする機能でコンプレッサーを使わないのでとても静かです。
- 瞬間加熱は電子レンジのように瞬間にお湯を沸かす機能です。使うときだけ電気を消費するのでかなり節電になります。
この機能の使われ方がアイコンとガーディアンでは大きく違います。
- アイコン ➡「瞬間加熱」
- ガーディアン ➡「瞬間冷却」と「瞬間加熱」
この2つの違いが電気代と冷水の利用で利便性が変わってきます。
その違いを詳しく次のところで比較します。
では、アイコンとガーディアンの違いを詳しく解説します。
アイコンとガーディアンは排水ホースが違う
ここまで説明したようにアイコンもガーディアンも「瞬間加熱」は同じ機能でした。
実は瞬間加熱を使うと水蒸気が発生して水滴になるため、本体の外に逃がすことが必要です。
そのためガーディアンでは本体から排水ホースで瞬間加熱でできた水をキッチンシンクに流す必要があります。
なのでガーディアンには排水ホースがあります。
一方、後からリリースされたアイコンは同じ瞬間加熱でありながら排水ホースはありません。
その理由は、瞬間加熱しても水蒸気を輩出しない様に技術開発しためです。
その結果、ガーディアンは見栄えがいまいちでデメリットだった排水ホースでしたが、アイコンには無くなっています。
アイコンとガーディアンは「電気代」が違う
アイコンとガーディアンでは電気代が違います。
メーカーに問い合わせて確認したところ、アイコンは月518円でガ-ディアンは月150円です。
2019年9月に発売されたガ-ディアンが安くて、約2年後の2022年7月に発売されたアイコンの電気代の方が高いのが大きな違い。
両者の冷水と温水を作る仕組みの違いです。
- アイコンは瞬間加熱で温水を作ります。冷水は電子式ペルチェ方式で冷やします。
- ガーディアンは瞬間加熱で温水を作り、瞬間冷却で冷水を作ります。
メーカーの説明では、アイコンは冷水を貯めておく冷水タンクがあるため常時冷やす電気代がかかるのが理由。
そのため電気代は月518円という金額になったとメーカーでは説明しています。
一方、ガーディアンは瞬間的に冷水と温水をつくるので、電気代は使うときだけかかります。
なので電気代が月150円としています。
新製品のアイコンの電気代が高い理由?
一般的なウォーターサーバーで最も電気を消費するのは「温水タンク」と「冷水タンク」の温度を維持するためです。月に約1,000円前後の電気代がかかります。
しかし、アイコンとガーディアンはどちらも1,000円を大きく下回っています。
ではアイコンとガーディアンの電気代を比べてみると、次の違いが見えてきます。
アイコンの方が電気代が高い理由は、冷水タンクがあると冷水がいつでもたくさんつ買えるメリットがあるからだと考えています。
ガーディアンの瞬間的に冷水を作る量には限界があります。
そこで、あえてアイコンでは冷水タンク「1リットル」を設けています。
つまり、いつでも必要な冷水が使えるように電気代が多少かかってもユーザーの利便性を重視したと考えます。
冷水をたくさん使う方には、アイコンがおすすめです。
アイコンとガーディアンは「メンテナンス」が違う
ウォータースタンドのメンテナンスの中で主なものは水道水をきれいにするフィルターの交換。
ウォータースタンドではガーディアンも含めて、半年に1回行うフィルター交換を専門スタッフが自宅に訪問して交換しています。
ところが新製品アイコンからメンテナンス方式を変更しています。
アイコンでは自分でフィルターを交換するシステムになりました。
半年ごとにウォータースタンドから交換用のフィルターが送られてきて自分で交換。
アイコンには音声ガイドが付いているので交換はだれでも簡単に出来ます。
最近のご時世では、なるべく他人が自宅に入るのは抵抗がある人も・・・
そのため自分で交換する方式望むならアイコンがおすすめです。
アイコンとガーディアンは「サイズ」が違う
ガーディアンのサイズは「幅23cm×奥行23cm×高さ47.1cm」。
アイコンは「幅18cm×奥行34cm×高さ38.5cm」です。
比較するとアイコンはスリムで背丈も低いですが奥行があります。
ガーディアンは真四角ですが背が高いです。
これがアイコンとガーディアンのサイズの違い。
また、重さはアイコンが7.6kgで、ガーディアンは10.6kgあります。
アイコンとガーディアンは「維持費」が違う
アイコンとがディアンの維持費を表にしました。
比較したこと | アイコン 赤:違う点 | ガーディアン |
---|---|---|
外見 出典 ウォータースタンド | ||
初期工事 | 工事あり 無料 | 工事あり 9,900円 |
月額料金 | 4,400円 | 4,400円 |
電気代 | 518円/月 | 150円/月 |
最低契約年数 (しばり) | 1年間 | 1年間 |
解約料 | 1年以上 無料 1年未満 6,600円 | 1年以上 無料 1年未満 6,600円 |
- アイコンから初期設置の工事費が無料。
- ガーディアンは9,900円(税込)かかります。
それ以外は電気代を除けば同じです。
アイコンとガーディアンの共通点
アイコンとガーディアンの共通点はフィルターの性能です。
NASAの技術を利用した「ナノトラップフィルター」を使っています。
ウォータースタンドの不純物除去率は99.5%。
フィルターの性能についてメーカーの説明を引用します。
性能
引用:ウォータースタンド公式サイト
ナノトラップフィルターを搭載したウォータースタンド・ナノシリーズでは、JIS規格で定められている対象物質の除去はもちろん、一般的な浄水器では除去できないような微細なウイルスや塩素消毒では死滅しないとされる病原性微生物も除去することが可能です。
もしこれ以上のフィルター性能を求めるならRO(逆浸透膜)フィルター搭載のプレミアムシリーズもございます。
不純物除去率とは?
水道水ウォーターサーバーの生命線ともいえる浄水性能は「不純物除去率」で表示されます。
この表示は「家庭用品品質表示法」(JIS S 3201)の法律で決められています。
不純物を80%以上除去できれば表示できます。
アイコンとガーディアンの違いのまとめ
ウォータースタンド「アイコン」と「ガーディアン」の主な違いをまとめると次の4つです。
- 「冷水タンク」:アイコンには1リットルタンクがある。ガーディアンは無し
- アイコンは排水ホースが無いが、ガーディアンにはある
- 「電気代の違い」:アイコンは月518円、ガーディアンは月150円
- 「初期設置工事代」:アイコンは無料。ガーディアンは9,900円(税込)
- 「メンテナンス」:アイコンはセルフメンテナンス、ガーディアンはスタッフが自宅訪問
冷水をたっぷり使うならアイコンがおすすめ
アイコンは冷水をたっぷり使う方におすすめです。
理由は冷水タンクがありいつでもすぐにたっぷり使えるから。
しかもスリムで背丈が低く狭いキッチンでもOK。
エコモード無しで電気代が月518円は業界でも驚きの安さといえます。
最新の情報に基づいて内容を更新し紹介しています。メーカーの変更により内容が変わる場合があります。直近の情報はメーカー公式サイトでのご確認をお願いいたします。金額は全て税込表記としています。 2024年1月9日更新